シャドーイングとは?
英語の「音の変化」を理解しよう
英語が聞き取れるようになるカギは、シャドーイングと「音の変化」の理解にあります。このページでは、シャドーイングがリスニング力を伸ばす理由と、英語特有の音の変化をやさしく解説します。
シャドーイングとは?
リスニング力を鍛えるトレーニング
英語の音声を聞きながら、2〜3語遅れて発話するトレーニングです。英語の音を聞き取る力が養われ、リスニング力の向上に貢献します。
なぜ英語の音を聞き取れないのか?
リスニングの際は、①音を聞き取ることと、②意味を理解することの2つを頭の中で同時に処理しています。音を聞き取ることに集中しすぎると、意味を理解することに頭が追いつかず、「言っている意味がわからない…」という結果になってしまいます。
シャドーイングでなぜリスニング力が伸びるのか?
シャドーイングを繰り返し行うと、音を聞き取る力が鍛えられ、意味を理解することに集中できるようになります。意識することなく音を正確に捉えられるため、意味の理解に頭の処理能力を最大限活用でき、リスニング力が伸びていくのです。
音の変化とは?
英語の音を正確に捉えるには、英語特有の「音の変化」を理解し、聞き取れるようになる必要があります。ここからは、代表的な音の変化を解説していきます。
連結Linking
英語では、単語同士が滑らかにつながることがあります。特に、以下のような場合に連結が起こります。
子音(破裂音)+ 母音
破裂音 p, t, d, k, g が母音とつながります。
例keep in →「キープ・イン」ではなく「キーピン」
子音(摩擦音)+ 母音
摩擦音 f, v, th, s, sh が母音と連結します。
例give up →「ギブ・アップ」ではなく「ギヴァップ」
その他の子音 + 母音
m, n, l, r と母音が連結します。
例an apple →「アン・アップル」ではなく「アナップル」
子音 + 子音
単語末の子音が次の単語の子音とつながることがあります。
例hope you →「ホープ・ユー」ではなく「ホーピュー」
フラップFlapping
「t」の音が「d」や「r」のように柔らかく変化する現象です。「t」が母音に挟まれ、直前にアクセントがある場合に起こります。
例water →「ウォーター」ではなく「ワダー」
消失Elision
英語では、いくつかの音が発音されないことがあります。
語尾の消失
語尾の p, b, t, d, k, g, nd, ed, id が消えることがあります。
例get down →「ゲット・ダウン」ではなく「ゲダウン」
語中の消失
単語の中で t / d / th / k / p が発音されない場合があります。
例exactly →「イグザクトリー」ではなく「イグザクリー」
語頭の消失
「h」の音が消えやすい場合があります。
例him →「ヒム」ではなく「イム」
連結して消失
前の単語の t / d が消え、次の単語と連結します。
例and I →「アンド・アイ」ではなく「アナイ」
弱形Weak Forms
前置詞・代名詞・助動詞などの機能語は、弱く発音されることがよくあります。
例for you →「フォー・ユー」ではなく「ファー・ユー」
同化Assimilation
隣り合う音が影響を受けて変化する現象です。
[t] + [y]
「t」の音が「ch」のように変化します。
例did you →「ディッド・ユー」ではなく「ディッヂュー」
[t] + [p]
「t」が「p」に同化します。
例met Peter →「メット・ピーター」ではなく「メッピーター」
[d] + [g] / [k]
「d」が後ろの音に影響されて変化します。
例good girl →「グッド・ガール」ではなく「グッガール」
ダークLDark L
単語の語尾や子音の後に続く「L」の音は、深みのある暗い音で発音されます。
例milk →「ミルク」ではなく、舌の奥を使って「ミゥク」
例world →「ワールド」ではなく「ワールゥド」



