TOEICリスニング対策アプリおすすめ5選|演習系と「聞き取りの地力」系の使い分け【2026年】

TOEIC・試験対策公開: 2026-07-14
TOEICリスニング対策アプリおすすめ5選|演習系と地力系の使い分け

TOEICのリスニング対策アプリはどれを選べばいい?——結論として、アプリを「演習系(模試・問題を解く)」と「地力系(聞き取りの土台を作る)」の2タイプに分け、自分の伸び悩みの原因に合わせて選ぶのがおすすめです。この記事では代表的な5つを比較します。まず結論をまとめると——

  • ・講義で解き方から学びたい → スタディサプリENGLISH
  • ・教材と演習量で押し切りたい → abceed
  • ・時間がない。AIに弱点対策を任せたい → Santaアルク
  • ・そもそも音声が速くて聞き取れない → シャドマス
  • ・無料で耳慣らしを足したい → TOEIC公式コンテンツ by IIBC

TOEICリスニングアプリは2タイプに分かれる

TOEIC対策アプリと一口に言っても、役割は大きく2つに分かれます。1つは演習系——模試や問題を解き、設問の先読みや解答テクニックを身につけるアプリ。もう1つは地力系——音の変化やナチュラルスピードに耳を慣らし、「聞き取る力」そのものを作るアプリです。

重要なのは、スクリプトを読めば分かるのに音声だと聞き取れない人は、演習を増やしてもスコアが動きにくいという点です。この状態は問題形式の慣れではなく音声知覚のつまずきが原因なので、シャドーイングなどで音の土台を作る学習が先になります。逆に、聞こえているのに設問処理で落とすなら演習系が効きます。原因の見極め方は TOEICリスニングの勉強法|パート別のコツで詳しく解説しています。

TOEICリスニングアプリ比較表

アプリタイプ料金(税込)無料範囲向いている人
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースのアプリアイコンスタディサプリENGLISH TOEIC対策コース演習系(総合対策)月3,278円(12ヶ月パックで月あたり約2,728円・税込)7日間の無料体験全パートを体系的に対策したい人
abceedのアプリアイコンabceed演習系(教材使い放題)Pro 月3,300円(年契約で月あたり約1,650円・税込)無料プランあり教材・模試を大量にこなしたい人
SantaアルクのアプリアイコンSantaアルク演習系(AIパーソナライズ)1ヶ月9,900円(税込・プランやキャンペーンで変動)無料でAIスコア診断・1日1回のおすすめ学習弱点をAIに任せて効率よく上げたい人
シャドマスのアプリアイコンシャドマス無料で試す地力系(シャドーイング特化)月1,750円〜(年プラン・月あたり/税込)お試し無料ありPart3・4の音声が「速くて追えない」人
TOEIC公式コンテンツ by IIBCのアプリアイコンTOEIC公式コンテンツ by IIBC地力系(公式リスニング素材)無料すべて無料毎日の耳慣らしを無料で足したい人

※2026年7月時点。キャンペーン等で変動するため、最新の料金は各公式サイト・ストアでご確認ください。

スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースのアプリアイコン1. スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース

講義×演習の王道。総合対策の定番

スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースのアプリ画面
タイプ
演習系(総合対策)
料金
月3,278円(12ヶ月パックで月あたり約2,728円・税込)
無料範囲
7日間の無料体験

スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースは、TOEIC20回分相当の実戦問題と、関正生講師による講義動画がセットになった総合対策アプリです。パート別の解き方をプロの講義で学びながら演習を積めるため、「何をどう勉強すればいいか分からない」段階の人でも迷いません。

リスニング対策としては、ディクテーションとシャドーイングの学習機能が組み込まれているのが特徴です。一方、シャドーイングの出来栄えを採点・添削する仕組みではないため、発音や音の再現が正しいかは自分で判断する必要があります。

メリット

  • 講義動画で解き方から学べる
  • 問題量が豊富(模試20回分相当)
  • ディクテーション・シャドーイング機能内蔵

デメリット

  • 月3,000円前後と演習系ではやや高め
  • シャドーイングの採点・添削はない

こんな人におすすめ初受験〜600点台で、講義を見ながら全パートを底上げしたい人

abceedのアプリアイコン2. abceed

市販教材が使い放題。コスパの演習系

abceedのアプリ画面
タイプ
演習系(教材使い放題)
料金
Pro 月3,300円(年契約で月あたり約1,650円・税込)
無料範囲
無料プランあり

abceedは、金のフレーズや公式問題集系など400タイトル以上の市販TOEIC教材がアプリで使い放題になる演習プラットフォームです。AIが実力を分析して予測スコアを出し、レベルに合った問題を推薦してくれます。

音声再生・自動採点模試・単語学習まで1つで完結する物量が魅力です。ただしリスニングは「問題を解いて答え合わせ」が中心で、なぜ聞き取れなかったのか(音の変化・発音)まで掘り下げる機能は限定的です。

メリット

  • 市販教材400タイトル以上が使い放題
  • AIの予測スコアで実力を把握できる
  • 年契約なら月あたり約1,650円とコスパ良好

デメリット

  • 聞き取れない原因(音レベル)の分析は限定的
  • 教材が多すぎて迷いやすい

こんな人におすすめ700点前後〜で、演習量を確保してスコアを詰めたい人

Santaアルクのアプリアイコン3. Santaアルク

AIがスコア診断。最短ルートの演習系

Santaアルクのアプリ画面
タイプ
演習系(AIパーソナライズ)
料金
1ヶ月9,900円(税込・プランやキャンペーンで変動)
無料範囲
無料でAIスコア診断・1日1回のおすすめ学習

Santaアルクは、約10問の診断でTOEICスコアをAIが予測し、一人ひとりの弱点に合わせた問題と講義を配信するアプリです。「解くべき問題だけ解く」方針のため、忙しくて学習時間が限られる人と相性が良い設計です。

料金は演習系の中では高めの水準です。まず無料のスコア診断だけ受けて、自分の弱点がリスニングのどこにあるかを把握する使い方もできます。

メリット

  • AIによるスコア予測・弱点分析が高精度
  • 解くべき問題に絞れるため時間効率が良い

デメリット

  • 料金が演習系の中では高め
  • リスニングの「音の土台」を作る機能ではない

こんな人におすすめ学習時間が限られ、AIに弱点対策を任せたい人

シャドマスのアプリアイコン4. シャドマス

聞き取りの地力を作る。AI添削シャドーイング

シャドマスのアプリ画面(ホーム)
タイプ
地力系(シャドーイング特化)
料金
月1,750円〜(年プラン・月あたり/税込)
無料範囲
お試し無料あり

シャドマスは、英語特有の「音の変化(リエゾンや脱落など)」をAIが添削し、発音をスコアリングするシャドーイング特化アプリです。試験対策モードにはTOEIC Part3(会話)・Part4(説明文)形式の素材が用意されており、本番と同じタイプの音声で「聞き取りの地力」を鍛えられます。

演習系アプリと役割が異なる点に注意してください。問題の解き方や先読みのテクニックは演習系で学ぶものですが、「そもそも音が聞き取れない」「ナチュラルスピードに耳が追いつかない」という根本の課題は、シャドーイングで音声知覚そのものを鍛えるのが近道です。1課題は数十秒と短く、通勤時間でも続けられます。

メリット

  • TOEIC Part3・4形式のシャドーイング素材がある
  • AIが音の変化と発音をその場で添削
  • 1課題が短く毎日続けやすい

デメリット

  • 模試・問題演習の機能はない(演習系との併用が前提)

こんな人におすすめ設問テクニック以前に「音が聞き取れない」を解消したい人

TOEIC公式コンテンツ by IIBCのアプリアイコン5. TOEIC公式コンテンツ by IIBC

公式の英語に無料で触れられる

TOEIC公式コンテンツ by IIBCのアプリ画面
タイプ
地力系(公式リスニング素材)
料金
無料
無料範囲
すべて無料

TOEICを運営するIIBCの公式無料アプリです。ビジネス・日常会話を題材にしたエピソード「English Upgrader」シリーズが60本以上収録されており、音声の再生速度調整にも対応しています。

TOEICの世界観に近い英語に無料で毎日触れられるのが利点ですが、採点や添削、パート別の問題演習はありません。メインの対策アプリに追加する「耳慣らし用のサブ」と考えるのが現実的です。

メリット

  • 完全無料
  • TOEIC運営元の公式コンテンツ
  • 再生速度を調整できる

デメリット

  • 問題演習・採点機能はない
  • これ単体でのスコア対策には不向き

こんな人におすすめスキマ時間の聞き流し素材を無料で確保したい人

スコア・悩み別の選び方と組み合わせ

1. 「解き方が分からない」→ 演習系から

初受験や600点未満で、パートごとの出題形式や先読みの型がまだ身についていない段階なら、講義付きのスタディサプリか、教材使い放題のabceedで演習の型を作るのが先です。

2. 「読めば分かるのに聞き取れない」→ 地力系から

Part3・4でスクリプトを見れば簡単なのに、音声になると追いつけない——この場合は音声知覚がボトルネックです。演習を足す前に、シャドーイングで音の変化とナチュラルスピードに耳を慣らすほうがスコアが動きます。正しい手順は シャドーイングのやり方|初心者が正しく始める7ステップを参照してください。

3. 本番が近いなら「演習系×地力系」の2本立て

演習系と地力系は役割が違うため、併用が最も効率的です。たとえば「平日はシャドマスでPart3・4形式のシャドーイングを1日数分、週末はabceedやスタディサプリで模試演習」のように、耳を作る学習と解く練習を分けると、演習の正答率そのものが上がっていきます。

シャドーイングをTOEIC対策に組み込む具体的な手順は TOEICシャドーイングのやり方|Part3・4のスコアを上げる5ステップ、TOEIC以外も含めたシャドーイングアプリ全体の比較は 英語シャドーイングアプリおすすめ5選|無料・有料を比較にまとめています。

演習の前に、「聞き取れる耳」を作る

シャドマスならTOEIC Part3・4形式の短い素材をAI採点付きでシャドーイングでき、月額1,750円〜(年額プラン)。演習系アプリと併用して、リスニングの地力から伸ばせます。

1無料でDL
2課題に挑戦
3AIが採点
無料でシャドーイングを始める

App Store ★4.3|無料でAI採点まで体験できます。有料プランはいつでも解約できます。

よくある質問

Q.TOEICリスニング対策のアプリは結局どれがいい?
A.伸び悩みの原因によります。解き方が分からないなら講義付きのスタディサプリ、演習量が足りないならabceed、時間がないならSantaアルク。設問テクニック以前に「音声が速くて聞き取れない」なら、シャドーイングで音の土台を作るシャドマスのような地力系が向いています。
Q.無料アプリだけでTOEICリスニングは対策できる?
A.TOEIC公式コンテンツ by IIBCは無料で公式素材に触れられ、abceedやSantaアルクにも無料プランがあります。ただし無料の範囲は耳慣らしと実力診断が中心で、講義・演習・添削などスコアを動かす機能は有料になることが多いです。
Q.演習系と地力系はどちらを先にやるべき?
A.スクリプトを読めば分かるのに音声では聞き取れない場合は、地力系(シャドーイング)が先です。音が聞き取れないまま演習を重ねても、答え合わせの繰り返しになりがちです。逆に、聞き取れているのに設問処理で落とす場合は演習系を優先してください。
Q.シャドーイングは本当にTOEICリスニングに効く?
A.シャドーイングは音声知覚(音を正しく拾う力)を鍛えるトレーニングで、Part3・4のような長めの音声を追い続ける力に直結します。詳しい理由とやり方はTOEICリスニングの勉強法の記事で解説しています。
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執筆

Geek

旧帝大卒。第二言語習得論(SLA)に精通する英語学習マニアで、本業は外資IT企業で働くエンジニア(自称ギーク)。「理論的に正しく、かつ続けられる」を信条に、論文ベースの知見とアプリの実体験を交えて、英語リスニング・シャドーイング学習を解説している。

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